JunoCam(ジュノーカム)とKAI-2020イメージセンサ:周回軌...

JunoCam(ジュノーカム)とKAI-2020イメージセンサ:周回軌道から撮影した初めての写真

NASAのジュノー探査機は、7月4日に5年に亘る旅を終え、地球から28億キロ(17億マイル)離れた木星の周回軌道に入り、巨大なガス惑星の起源と進化をより深く理解するためのミッションを開始しました。

6日後、探査機のジュノーカム機器は、KAI-2020イメージ・センサを使用して周回軌道よりカラー画像を撮影します。

下記の画像は、木星とその最大の衛星を撮影したものです。

Jupitor and Moons

木星の第1軌道の外側の430万キロ(270万マイル)離れた場所から撮影されたこの写真を見ると、ジュノーカムが最初に周回軌道へ入る際に木星の苛酷な電波放射に耐え、木星の高解像度画像の撮影準備が整ったことが確認できます。

ジュノーは、現在、木星の「最初の捕捉軌道」にあります。したがって、次の木星への最接近(そして高解像度画像を撮影する初のチャンス)は、8月27日です(最終的に、最後のロケット噴射により、ジュノーは、10月19日、14日間の科学軌道に入ります)。

しかし、ジュノーカムは、木星の最大の衛星を低速度撮影するために木星に接近した時と同じように、この最初の周回軌道にある間に画像の撮影を続けます。

 

先に掲載したブログ記事で述べたように、NASAは、ジュノーカムの操作に関して一般の人々とパートナーを組んでいます。

現在、ジュノーのチームは、ジュノーカムにより撮影されたすべての画像をミッションのウェブサイトに掲載すべく取り組んでおり、誰でも生データをダウンロードし、画像を処理して、仕上がったファイルをアップロードできます。

また、アマチュアの天文学者も木星の望遠鏡画像およびデータをアップロードし、ジュノーカムが木星を周回する際に撮影すべき画像を特定して投票できます。

 

FacebookおよびTwitterのアカウントを含め、ジュノーのミッションの進捗状況を監視する多くの機会があります。

これは、メインミッションとともに、ジュノーのミッションの状況を監視し、ジュノーカムにより撮影された最新画像を見るための素晴らしいリソースとなります。

出典:『JunoCam(ジュノーカム)とKAI-2020イメージセンサ:周回軌道から撮影した初めての写真』オン・セミコンダクター


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。