世界中のイメージセンサ
オン・セミコンダクター製イメージセンサは、地球外惑星への宇宙ミッションに使用されていますが、地球を周回する商用衛星のホームに近いところで使用されていても驚くことではありません。
これらの衛星は地球軌道を離れる必要がないので、多彩な機能を装備した設計が可能であり、撮影した詳細画像は、都市計画、自然資源の調査、避難計画、災害対応などの多様な用途に使用できます。
これらの機能の好例は、2014年にDigitalGlobeが打ち上げたWorldView-3衛星で見つけることができます。
この衛星は平均再訪時間が1日未満であり、青色(400nm)からSWIR(2245nm)までの28種類のスペクトル帯で撮影でき、31cm(1フィート)のパンクロ解像度を提供します。
あるいは前述した別の方法を使って、屋外カフェのテーブル上にラップトップを置いてきたかどうか、あるいは森林火災の煙を通して地面を撮影できるかどうかを知らせることができます。
また、明日もう一度点検して、何かの変化があるかどうかを確認できます。
600km (375マイル) 以上離れた軌道を周回するカメラは悪くありません。
WorldView-3で使用されるイメージング・システムを設計し構築するために、DigitalGlobe社は、リモート・センシング用の高度なイメージング・ソリューションの開発に豊富な経験を持つHarris Corporationと契約しました。
Harris社がこのシステムで配備するカスタムCCDイメージセンサを必要とし、同社から連絡があったものです。
当社がHarris社と共同で設計・製造し、商用画像衛星で使用されたCCDイメージセンサは、WorldView-3が最初ではありません。
GeoEye-1、WorldView-1、WorldView-2、WorldView-3(そしてIKONOSとQuickBirdの2つの稼働していない衛星)の画像システムで使用されたCCDイメージセンサは、すべて同様な方法で開発されたものです。
今年後半には、オン・セミコンダクターの高度な技術を駆使して撮影を行い、高解像度の30cm画像により商業利用の可能性をさらに拡大し、変化する地球をより深く理解するのに貢献する新型衛星(WorldView-4)が加わる予定です。
DigitalGlobe社は、衛星が撮影した多種類の画像を展示するギャラリを所有していますので、必ずそこを訪れてこれらのシステムから送られる詳細画像を確かめてください。