スマートになるべき時
古いジョークがあります。利口(smart)で口の達者な男の子が学校で、「centimeter:センチミータ」という単語を使って作文するよう指示されました。
この男の子は、先週おばあちゃんが来たのでバス停まで迎えに行くよう言われた、と答えたのです。
「どうして」「それが質問の答えなの?」と教師は尋ねました。
「ええと」、男の子はつぶやきました。
「おばあちゃんに会いに行かされたんです(sent to meet her:セントゥ・ミートゥハー)」
このジョークと今回のブログ投稿の共通点は、両方とも「smart」と「meter」という単語が含まれていることぐらいです。
ほとんど関連はありませんが、この程度しか思いつきませんでした。
さて、世界のスマート・メータ市場は、10.2%という年平均成長率を反映して、2019年には182億ドルに達する見込みです。
この中には、工業、商業、家庭用アプリケーション向けの電力、水道、およびガス対応スマート・メータが含まれます。
スマート・メータの導入により、消費者に提供される公共サービスの質が向上しますが、同時に政府によるエネルギー効率の目標達成と、二酸化炭素排出量の削減にも寄与します。
これはスマート・メータの大部分が家庭用アプリケーションで使用されていて、消費者がピーク時にエネルギーを節約できるので、化石燃料の発電プラントを稼働させる必要性が非常に低くなるためです。
欧州の多くの国は、EUのエネルギー指令に従い、積極的にスマート・メータの設置を推進しています。
EUは、2020年までに少なくとも80%の電力計がスマート・メータに置き換えられるものと期待しています。
イタリア、スウェーデン、フランスなどの国は、スマート・メータの早急な普及を図っており、すでに道を見通しをつけているのです。
また、エストニア、ポーランド、ルーマニアなどEUの新規加盟国の多くは、EUのスマート・メータの普及目標の達成を公約しています。
エストニアではすでにメータ導入率が目標の半分を超えました。
2025年までに11のEU加盟国のうち8ヶ国がスマート・メータの導入を完了する見込みで、世界全体で家庭用スマート・メータの設置数が11億近くに達すると予測されます。
ただし、近年スマート・メータ市場で目立っているのはアメリカ地域です。
導入数が最も多いスマート・メータ・タイプは電気スマート・メータで、家庭用市場が工業用および商業用スマート・メータの需要をはるかに上回っています。
オン・セミコンダクターは、スマート・メータ向けの接続、検知、電力管理、処理、および保護コンポーネントで構成される包括的ポートフォリオを揃え、急成長を続けるこの市場セグメントのニーズに応える良好な地位を築いています。