「Code49」とは
Code49とは
Code49は、1987年にインターメック社によって開発されたマルチロー(スタック)型の二次元シンボルで、一次元シンボルは2段から8段で構成され、各段は4個のシンボルキャラクタで構成されている。
Code49はAPSフィルムの標準シンボルに使用されている。
特長
- ASCIIキャラクタ全128文字をコード化できる。2段シンボルの場合は英数字9文字、または数字15文字、8段シンボルの場合は英数字49文字、数字81文字をコード化できる。コード化には英数字コード化法、数字コード化法、およびフルASCIIコード化法の3種類があり、1つのシンボルに混在可能。英数字コード化法では英数字1文字が、数字コード化法では数字5桁が1コードキャラクタに、またフルASCIIコード化法では1文字が2コードキャラクタにコード化される。
- シンボルは最小で2段、最大で8段からなる連続多段型(スタック型)で、各段はスタート/ストップパターンと4個のシンボルキャラクタから構成され、1つのシンボルキャラクタは2個のコードキャラクタでコード化される。
- シンボルの各段の最終コードキャラクタは段チェックキャラクタであり、6段以下のシンボルでは最終段に2個、7段以上のシンボルでは3個のコードキャラクタがシンボルチェックキャラクタとして自己チェック機能のために必要である。また、最終段の最終コードキャラクタの前のコードキャラクタは段カウンタキャラクタとしてシンボルの段数、およびコード化のスタートモードを表す。
- 1個のシンボルキャラクタは4個ずつのバー、およびスペースの配列されたモジュール16個で構成される。Code49では2401個のパターンが定義され、シンボルキャラクタ値を当てはめる。
寸法
- 最小モジュール幅(X)は、USS-CODE49の規格では0.191mmである。
- 最小モジュール高さは、一般的に8X以上を推奨している。
- クワイエットゾーンの最小値は、(スタートパターンに接する)左は10X、(ストップパターンに接する)右は1Xとされている。