【設備投資】6月第2週の新工場・増設情報まとめ

【設備投資】6月第2週の新工場・増設情報まとめ

◆メルシャン、藤沢ワイン工場を刷新。多品種少量生産へ7億円投資

メルシャンは、神奈川県藤沢市にある藤沢ワイン工場について、7億円をかけて製造設備を刷新する。小容量やペットボトルなど多品種少量生産に対応した設備にするとのこと。

参考:メルシャン

◆ソディック、石川県加賀市に食品機械の新工場

ソディックは、石川県加賀市にある加賀事業所内に、食品機械を製造する新工場を竣工した。これまで2拠点に分散していた工場を1カ所に集約することで効率化し、生産能力を増強。製麺機、麺製造プラント一式、製粉装置など従来からの得意分野に加え、省人化を実現する製麺機の周辺装置を開発・製造する。

参考:ソディック

◆三生医薬、カプセル剤の新工場。2017年10月稼働予定

三生医薬(静岡県富士宮市)は、カプセル剤の製造を行うための新工場(三生南陵工場(仮))を建設する。稼働開始は2017年10月を予定している。
新工場は、約1万坪の敷地に、3000平方メートルの工場を建設する。南陵工業団地のコンセプトである「自然との調和」を踏まえ、十分な緑地と豊かな水源の確保、環境や働く人に配慮した設備導入を通じて、「人と環境に優しい次世代グリーンファクトリー」を目指す。cGMP、ハラル対応も視野に入れた設備を整えます。世界中でニーズが急速に伸びている植物性カプセルの生産設備も、新たに設置する。

参考:三生医薬

◆大王製紙、210億円かけて川之江工場を最新設備にリニューアル

大王製紙は、愛媛県四国中央市の川之江工場をリニューアルし、最新鋭の家庭紙生産設備の新設を実施する。設備投資額は210億円で、月産能力4500トン。稼働時期は2018年度中を予定している。

≪概要≫
生産品種 ティシュー、トイレットロール、キッチンペーパー等
生産能力 月産約4,500トン
設備投資額 約210億円
設置場所 当社川之江工場(愛媛県四国中央市)
営業運転開始 平成30年度中

参考:大王製紙

◆エリエールプロダクト、福島県いわき市に新工場

大王製紙の子会社のエリエールプロダクトは、福島県いわき市に新規工場が完成したことを発表した。新工場は、鉄骨平屋3万3000平方メートル。東日本における紙おむつの生産拠点となる。

参考:大王製紙

◆三浦工業、松山市に燃料電池、バラスト処理水の新工場

三浦工業は、松山市内に業務用燃料電池や船舶用バラスト水処理装置などを製造する新工場を建設する。業務用燃料電池は新規事業として来年発売する予定。バラスト水処理装置は世界的に需要が高まっている。

参考:三浦工業

◆タカハタ、兵庫の豆腐生産の新工場を稼働

産業機械メーカーのタカハタ(香川県高松市)は、兵庫県宍粟市に豆腐生産の新工場を新設した。投資額は5〜6億円。生産能力は3倍になった。

参考:タカハタ


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。