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100%輸出企業なので、輸入関税免除・消費税免除です!! | ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

CBC Laoは、縫製した商品は100%輸出しています。ラオス国内で縫製した商品を売ったりすることはできませんが、縫製した商品をすべて輸出することで次のようなメリットあります。

1.生地等を輸入する時に、輸入関税を払わなくて良い。
2.ラオス国内で支払った消費税を払い戻してもらうことができる。

※ラオスでは、投資奨励法により、新たにラオスに会社を設立する方には、法人税免除などのメリットがあります。しかし、CBC Laoは創業以来、10年以上経っているので、利用できるのは輸出100%企業の上記のメリットだけになります。

 

まず、「1.生地等を輸入する時に、輸入関税を払わなくて良い。」について、輸入から原則として6ヶ月以内にその生地等を使用すれば、その生地を輸入するときに本来払わなければならない関税が免除されます。半年以内で使い切ることができないと3月の延長認められ、それでも使い切れないとさらに3ヶ月の延長が認められます。最長1年以内に生地等を使えば良いというになります。

※下は延長の書類です。輸入許可証、在庫報告書などと一緒に、税関に提出します。

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次に、「2.ラオス国内で支払った消費税を払い戻してもらうことができる。」について、これは毎月、ビエンチャン財務省に消費税払い戻しの手続きをします。そうすれば、ラオス国内で購入したものやサービスに支払った消費税が戻ってくるになっています。そのとき、ものやサービスを買ったところから領収書を提出しなければなりませんが、財務省発効の領収書を使っている必要があります。

※下が財務省発効の領収書です。個人商店では、下の写真のような財務省発効の領収書は使っていないので、自動的に払い戻しのできる消費税は、ある程度大きな会社で購入したものやサービスに限られることになります。

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また、購入したすべてのものやサービスに関わる消費税がすべて戻ってくるという訳ではなく、直接工場の生産や輸出入に関わる消費税だけ戻ってきて、間接的にしか関わらない部分に関わる消費税は戻ってきません。この部分は少し難しいですが、コピー機の修理代等は、払い戻しの対象にはならないようです。

役所への手続きは、いろいろ手間をかかる部分もありますが、上のような制度を使い、少しでも縫製コストを落としていくことができるよう日々努めています!!

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。