(号外3)アメリカで改善意見交換
オレゴン州ポートランドで日本の改善について話をする機会がありました。
出席のメンバーは誰でも知っている有名なIT会社の役員もいれば、個人で開業しているお医者様もいるという日本ではなかなかお目にかかれない組み合わせの方たちでした。
講演の流れは日本のモノづくりの歴史から始めて、私が現在目指している「知のすり合わせ」を活性化することによるリードタイムの短縮までを話しました。
KZ法のようなみんなでワイワイガヤガヤしながら経営を進めるというやり方は理解されないだろうな、あるいは理解してもらっても受け入れられないだろうなと思っていたのですが、意外にも是非ともやってみたいという方が数多くいらっしゃいました。
また日本とアメリカを国としての比較をすると両国には大きな違いがありますが、個人個人の悩みやこれから進もうとしていることを聞いてみると意外と違いがなく、アメリカの方もやはり日本と同じように経営上の悩みは抱えているものだな…と思いました。
ただこれはすごいな!と思ったことが一つあります。
今回の出席者はそのほとんどの方が自分たちのいるマーケットをかなりはっきりと分析してとらえていました。
現在『儲かるメーカー 改善の急所101項』の『【急所1】工場でのあらゆる活動は、お客様からのご要望に応えるために行っている』について書いていますが、やはりお客様を更に強く意識することは絶対に必要だなと思いました。
世界の動きもかなりすごいです。暑さに負けず頑張りましょう!