輸出時にはダンボールへの記載も大切です。

輸出時にはダンボールへの記載も大切です。

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

縫製工場では、出荷のときにはダンボールを使って出荷します。そのときのダンボールというのは、下の写真です。

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下のダンボールにどんなことが書いてあるのかというと、、、、

1.ひし形:この中に出荷先の会社の名前、例えば「CBC」などと書き込みます。

2.Tokyo, Japan:どこに出荷するかを書きます。「大阪」に出荷する場合には、Osakaに書き換えます。

3.Made in Lao:ラオス製であることを書きます。

4.Intransit from Laos, Nongkhai Bangkok Thailand.: ラオスからタイのノンカイとバンコクを経由することを記載します。航空便で、韓国のソウル経由で出すときには、「Intransit from Laos, Seoul South Koea」に書き換えます。

5. Style No.:中にどんな商品が入っているかを書きます。

6.N.W:ネットウエイトを書きます。

7.G.W.:グロスウエイトを書きます。

そして、1〜4の事項は、インヴォイスという書類上にダンボールと同じ記載がされています。これで、通関の職員や運送会社さんなどが、たくさんあるダンボールの中から、どれがどの会社の荷物かを簡単に見分けることができるようになります。

また、5〜7は、パッキングリストというそれぞれのダンボールに何が入っているかを示す書類と同じ内容、同じ重さを書かなければなりません。

1.から7.をしっかり書くのは、アパレル会社さんなどのお客さんが、ダンボールの中に入っているものがすぐに分かるようにするためだけではありません。通関のときには、通関の職員がダンボールを開いて荷物の中身を確認するかもしれません。また、混載のコンテナで荷物は出荷されるので、コンテナの中にはたくさんの会社の荷物があります。その中から、すぐに荷物を見つけてもらうことで、通関手続きをスムーズに行うことができます。

ダンボールの記載事項なんて、大したことではないように思われるかもしれませんが、きちんと書くことで、出荷からお客さんの手元まで届くまでのスムーズに行うことができます。

輸出時にはダンボールへの記載も大切です。


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。