輸入に必要な書類が増えました。

輸入に必要な書類が増えました。

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

ラオスで輸出企業として、輸入関税免除などの特典を受けるためには、政府に年間生産計画書を提出して、輸入計画と輸出計画を承認してもらう必要がありました。

毎年、パンツやスカートなどどのような商品を年間どれくらい作るのか、そのためにどれくらい生地や資材を使うのかを、ビエンチャン特別市の商業産業局に提出していました。

【参考】縫製工場は年間生産計画書を作成しなければなりません。

しかし、数ヶ月前に法律が変わり、輸入許可を得るまでに、さらに2つのプロセスを得ることが必要になりました。

1つは、通称FIMCと呼ばれる計画投資省の一部門の許可です。

ここでは、商業産業局で許可を得た年間生産計画をもとに、HSコードごとに、生地や副資材をどれくらい輸入する予定なのかをまとめ、輸入の許可をもらいます。

例えば、商品をポリ袋はラオス製のものを使えないのかなどが聞かれるなど、できるだけラオスで商品を購入するように改善を求められたりしました。

もっとも、ポリ袋はとっても、ボタン付きのものやしばらくすると土に還るものはラオスでは手に入らないので、1つ1つラオス製のものを使えないことを説明していったりします。

FIMCの職員だけでなく、私達もできるだけラオス製のものを使いたいのですが、なかなか手に入らないです。

こんなやり取りもあり、けっこうここで時間がかかってしまいました。

※FIMC:Foreign Investment Management Committeeの頭文字をとったもので、日本語ではラオス国投資事業・対外経済協力委員会となります。

もう1つは、財務省税関の許可です。

ここでは、FIMCの許可を得た書類を元に輸入の許可申請を行います。

ということで、今年からは、1.ビエンチャン特別市の商業産業局、2.計画投資省のFIMC、3.財務省税関の許可が必要になり、少し輸入許可を得るまでに今までより時間がかかるようになりました。

現在は、無事にすべての書類を申請・許可を得ることができたので通常の輸入手続きをしていますが、これらの書類を申請中は一時輸入許可という形で生地や副資材を輸入していました。

こんな感じで、CBC Laoに限らず、海外の縫製工場は、いろいろな法改正等に柔軟に対応しています!!

 

出典:輸入に必要な書類が増えました。


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。