ゴルフクラブの技術を採用!軽くて強い、良く飛ぶCFRP製ドローン
【100文字以内でやさしく紹介】
ドローンメーカーのエンルートと、大手ゴルフクラブシャフトメーカーのグラファイトは、
ドローン用のCFRP車体フレームの生産を開始。今後、エンルート製ドローンに採用していく予定。
【ポイント】
・航空機の構造部材にも使われている東レ製炭素繊維”TORAYCA”
・大幅細径化で空気抵抗が減少
・CFRPパイプとアルミ部品は接着接合で軽量化
・ファスナー、ピンを廃止し、部品の構成点数の大幅削減で軽量化
・日本ゴルフツアー機構のドライバー使用率No.1のゴルフクラブシャフトメーカーが製造
【以下はプレスリリース本文】
ドローン エンルート グラファイトデザインのドローン用CFRPフレームを採用
~東レ炭素繊維”TORAYCAを使用し、軽量かつ強靭なドローン用車体フレームを実現~
株式会社エンルート(本社:埼玉県ふじみ野市うれし野1-3-29、 代表取締役:伊豆智幸、 以下エンルート)と株式会社グラファイトデザイン(本社:埼玉県秩父市太田2474-1、 代表取締役社長:松田 喜良、 以下グラファイトデザイン)は、 2015年4月よりドローン用CFRP車体フレームの共同開発を進めて参りました。
この程、 カーボンレイアップテクノロジーを惜しみなく投入した、 ドローン用CFRP車体フレームの生産を開始いたします。
エンルートは、 これまで培ってきた産業用無人機のノウハウを技術提供することで、 車体構造の企画・設計、 1年の開発期間にテストフライトに取り組んで参りました。
グラファイトデザインは、 JGTOツアー ドライバー使用率No.1の実績を誇るゴルフクラブシャフトメーカーです。 ゴルフクラブシャフトの設計、 製作で長年培ってきたカーボンレイアップテクノロジーを今回のドローン用車体フレームに惜しげなく投入し、 エンルート製ドローンの軽量、 高性能、 強靭なCFRPフレーム部品の生産を開始いたします。
CFRP素材には、 最先端の航空機構造部材に使用されている東レ炭素繊維”TORAYCA”を使用。 高強度の”T800S”繊維と、 高弾性率の”M50J” 繊維を最適な割合で使用することで、 軽量かつ強靭なフレームを実現致しました。
従来構造よりも大幅な細径化を計ることで、 機体の空気抵抗を減少させることができ飛行性能の向上をもたらします。
そして、 CFRPパイプとアルミ部品は、 従来の機体で一般的に用いられているファスナー、 ピン接合を廃止し、 接着接合を採用したことで、 このフレーム部品は大幅な軽量化だけでなく、 構成部品点数及び加工工数の大幅削減を達成しました。
接着技術と接着品質の安定性は、 ゴルフクラブ組み立ての実績によって裏付けられた信頼性によって確保されています。
【今後について】
ロボット新戦略における推進分野としても、 ドローン=Iot端末とした情報の利活用や技術革新は成長分野として位置づけられております。
今回の協業と実用化開始により、 産業用小型無人機分野におけるCFRP素材の”新たな選択肢”として加え、 様々なシーンで役に立つ技術としてご活用していただけますように事業を進捗して参ります。
今後は、 さらに情報化施工、 施設保守・橋梁点検・写真測量・警備監視・輸送分野へ高性能で高品質な産業用無人機を投入して参ります。
飛行映像は、 YouTube enRouteTVにて近日中に公開いたします。
<エンルート(enRoute)について>
2006年10月創業。 自立制御や遠隔操作の産業用無人小型ロボット企画開発、 製造を行っています。 また、 ソフトウェア開発については、 自社にて開発するとともにLinux Foundation の下、 オープンソースコミュニティとしての無人航空機(UAV / ドローン)開発が行われるDronecode Project(ドローンコード・プロジェクト)に、 silver sponsorとして参加しております。 特殊ニーズに対応した機体や制御系ソフトウェア、 使用目的に適した補器類のアタッチメント開発、 業務委託としてのサービスソリューションもご提供しております。