若い方の技術を見る目が変わってきた!
何年か前から積極的に営業をしています。自分にあったお取引先様を探すためです。
その効果がようやく出始めてきました。嬉しい兆しです。
私は人あたりが悪く、営業べたなため、技術力以外のことを重要視する所は向きませんし、たとえお取引頂いたところで、本心から歓迎されることはないでしょう。
私の目指すのは、「WIN・WIN」 の関係、双方良しの関係です。そう願い、いろいろな方法で営業していました。
幸運にも何社か私を歓迎してくださる所とめぐり合えました。ほとんどのお取引さんは、こちらの工場を見にこられます。
その時の当社工場を見る目が以前とは変わってきました。
私は来社いただいた時「NC機は一台もなく、汎用機ばかりです」と、決まり文句のように言ってますが、
以前なら、「汎用機しかないのか。それならたいした仕事は出せないな」みたいな雰囲気丸出しだったのですが、
最近は、「うあー、これ何の道具ですか?何に使うのですか?」といった言葉を聴くようになりました。
大変良いことと喜んでいます。
工具屋さんで売っているのではなく、私が作った道具をさしてです。
なぜか訪問者は、30代半ばの方が多くなり、年齢的にも若い方と接する機会が多くなりました。
若い方の感性はすばらしく、また、前向きに技術を注視しています。
おそらくNC機を使っていて、技術的なことに目覚めたのだと思います。
普段の仕事で疑問に思っていることが、直感的にうちの工場で出たのだと思います。
社会全体的に視ても、若者が原点に帰る傾向にあると思います。非常に良い傾向だと思います。
加工の原点は、機械は汎用機であり、道具は自分で作ることだと思います。
そして、技術はそこから始まり進歩していくものと思います。
若い方の鋭い感性がこのようなことを捕らえかけています。
決して消してはならない、若者の第一歩のように思います。
これからの世代の方に、「技術」を伝えて行きたいと思います。