能美防災、最大300台接続対応の超高感度煙監視システムを販売開始

能美防災、最大300台接続対応の超高感度煙監視システムを販売開始

この記事の内容をまとめると…

  • 超高感度煙監視システムの新型監視盤と煙センサを販売開始
  • LAN通信や最大300台接続など柔軟性・拡張性を強化
  • 高感度・高耐環境性を備えた煙センサで点検・保守も効率化

「見やすさ」「センシング性能」「ネットワーク性能」を向上させた超高感度煙監視システムが、2025年4月1日より販売開始された。視認性や操作性に優れた新型の煙監視盤と、世界最高レベルの感度性能を持つ新型煙センサにより、高リスク環境における火災予兆の早期発見と、点検・保守の効率化を実現する。

超高感度煙監視システム詳細

<煙監視盤>

本システムはLAN通信に対応し、同一ネットワーク内のPCからリアルタイムでの監視・設定操作が可能となった。アラームや異常状態の可視化、遠隔試験実施などにより、保守・運用の柔軟性が向上している。通信内容には難読化処理を施し、情報セキュリティにも配慮している。

監視盤は最大300台のセンサ(監視盤接続タイプ・スタンドアローンタイプ)を接続可能であり、大規模データセンターや半導体工場など、多数のセンサ設置が求められる施設にも柔軟に対応し、高度な火災予防監視体制の構築をサポートする。

<超高感度煙センサ>

本センサは煙濃度0.0001%/mの微小な煙を検出可能とし、2受光方式により煙の粒径を高精度に判断できる。新型煙センサは、検知アルゴリズムにより防塵性能が強化され、塵埃・高湿環境でも安定稼働する。

監視用ツールとの接続により、施設の利用状況に応じた柔軟な運用が可能となる。アラーム試験機能やフィルタ経過月数表示など、メンテナンス支援機能も強化された。

さらに、監視盤接続タイプの煙センサには、7セグメントの数値表示および10段階のバーグラフ表示機能が新搭載され、煙濃度の視認性が大幅に向上。現地での即時確認により、初動対応や保守作業の迅速化を支援する。

関連リンク


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。