縫製工場の前の道を整備しました。 | ラオス縫製工場の日常

縫製工場の前の道を整備しました。 | ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

CBC Laoは、ラオス国立大学に向かう比較的大きな道から、小さな小路に50mくらい入ったところにあります。

この50mの小路は、土の道で雨がふるたびにぐちゃぐちゃに、そして、そのたびにどんどんデコボコになっていきます。

基本的に、ボーペンニャン(日本語で「気にしない」)な性格なラオス人ですが、さすがにデコボコになりすぎていたようで、CBC Laoも含めてこの50mの道沿いにある住人たちがお金を出し合って、労力を出し合って道を整備にすることになりました。

※このようにラオスでは、大きな道から入っくる小路は、地域住民の手で整備されることも多いです。

本当はコンクリートかアスファルトで舗装するのが一番良いのですが、去年見積もりをとったときに200万円くらいかかることがわかり、結局、砂利と砂を使って整備することになりました。

 

まず、1日目と2日目に砂利を運び入れました。

2トンダンプで5杯分です。

3日目には、2トンダンプで2杯分の砂を運び入れました。

この砂が曲者で、しっかり砂が踏み固めてられておず、海辺の砂浜のような状態になり、縫製工場の前では埋まる車続出でした。

中にはスコップを借りに来る人もいました。洗い屋さんのトラックも埋まっていました。

日本なら、こんな状況に怒る人も出てきそうですが、ここはラオス、皆が「こんなもんかな」「仕方ないか」という感じで納得しているようでした。

※砂利と砂は、2トンダンプ1台あたり、9,000円くらいで、砂の方が砂利より少し安いようです。

 

4日目は特に何もせず、多くの人が歩き、バイクや車が通って、少しずつ砂利と砂が絡まって固くなるのを待ちます。

特に、工事現場で使うような地面を固めるような機械は使いません。こんなところもラオス的です。

 

どうなるかと思っていましたが、意外と平らになり、きちんと人や車が通れるようになりました。

縫製工場の前の道を整備しました。_01

そして、5日目、雨が降ったとき用の、土管を使っての排水口づくりです。

1〜3日目までは、平日ということもあり、裁断場が忙しかったたこともあり、一緒に道作りをすることはできませんでした。

しかし、排水口づくりは土曜日であり(工場は操業しています)、地域の企業としての責任もあり、裁断場の男性陣(とっても3人だけですが)が一緒に、地域の人々と行いました。

 どんな風に土管をつなげるか作戦会議(?)です。

縫製工場の前の道を整備しました。_02

てこの原理を使って、力技でつなぎ合わせていくことになりました。

縫製工場の前の道を整備しました。_03

そんなに重労働に見えないかもしれませんが、気温が30度以上超える日が続く亜熱帯のラオスでは、ちょっとした作業を行なうのも大変です。

ちょっと動いただけで、汗がびっしょりです。

こんな感じで、地域にある縫製工場として、いろいろ地域の人々を協力してやっています!!

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。