経済産業省九州経産局知的財産室との意見交換

経済産業省九州経産局知的財産室との意見交換

2018年9月26日に発明plusから弁理士の富澤正(コスモス特許事務所)が、経済産業省九州経済産業局知的財産室と開放特許の活動について意見交換を行いました。

以前より長崎県での講演の実績があったことなどから、今回の意見交換のお声かけをいただきました。

 

九州地区では熊本県の復興事業に合わせて2018年1月18日にビジネスマッチング会が行われています。

熊本県内の被災企業に対しては開放特許の実施許諾について、ライセンス料を無償とするという取り組みであったそうです。

中小企業の活性化や地方創生といったことがよく語られる開放特許ですが、この事例のように災害からの復興に役立つ形での活用もあるのだと感じました。

大規模な自然災害が多発する昨今、被災地が再起するための手段として非常に有効ではないでしょうか。

 

このとき、無償でライセンスを提供したのが九州電力中国電力なのだそうです。

興味深い特許を多数もつ企業ですので、おもしろい事業が生まれる期待があります。

九州4

発明plusからは今後も九州での活動に協力させていただきたい旨を提案をしてきました。

九州地区のみなさまに魅力ある開放特許をお届けします。

本拠地愛知や今回の長崎に限らず、私たちは日本全国どこでも紹介活動やマッチング活動を通じて知的財産の流通を推進していきます。


弁理士。コスモス国際特許商標事務所パートナー。名古屋工業大学非常勤講師。1980年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院修了。知的財産権の取得業務だけでなく知的財産権を活用した製品作りの商品開発コンサルタントを行う。知財マッチングを展開し、ものづくり企業の地方創世の救世主として活躍している。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標の活用を応援するWEBマガジン「発明plus Web」( https://hatsumei-plus.jp/ )を運営している。