第四回職人養成講座開催

第四回職人養成講座開催

※こちらは2019年4月14日に公開された記事です。

こんにちは

桜の花が綺麗に咲いてますね。

弊社にも桜の木がありますが、昨年の台風で大きな枝が折れてしまい、処置してもらった植木屋さんが「そろそろ寿命かな」って言ってました。

今年は寂しい満開姿でした。

桜

 

さて、先日「汎用機械職人養成講座」を開催させていただきました。

これで第4回目の開催になります。今までは汎用旋盤の職人養成講座でしたが、今回は、ボール盤ですので名前も汎用機械にしました。

依頼いただいた会社の設備がまだ整ってませんので、前回に続き今回も一日目は、弊社に来ていただき、どのような工具が必要かも含めて、おもに段取りとドリルの研ぎ方を見ていただきました。

ボール盤は怪我が多い機械ですので、安全面を重視しての講義や実習の見学でした。

後日、設備が整いしだい先方の会社に私が出張して講義と実習を行う予定です。

ボール盤は単純作業に見えて、実は奥が深い機械です。

昔は、上手く考えた治具などを使って見事にボール盤を使っている職人さんをよく見ましたが、最近ではほとんど見なくなってしまいました。

この機械も汎用旋盤と同じく、貴重な技術が途切れはしないかと心配です。

ドリルの研ぎ方も各職人さんによってさまざまな工夫があったり、汎用機の世界は独自の技術(工夫)があり、そこが面白みでもあります。

このような貴重な技術を絶やさないように、微力ですが頑張って行こうと思っています。

 

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 汎用旋盤職人養成
 西尾鉄工所のホームページ


1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/