稼働の見える化からカイゼン文化の醸成へ

稼働の見える化からカイゼン文化の醸成へ

「設備の稼働の割合は如何ほどでしょうか?」

との問いに、

「さて、想像で大体〇〇%程度でしょうか」などと、根拠ある数値で答えられない中小製造業は多い。

 

数値を算出している会社は、時間軸の記録表に、稼働 / 段取り / 故障などの区分と何時から何時までと時間帯を記録する方式が一般的であろうが、この場合の数値も、正確性については、そのまま鵜呑みにはしない方が良いと経験上心得ている。

どの時計を見る? / いつ記録する? / 時間軸のキメは? と注意深く見つめると、その方法は企業によって大きく異なる。

1日が終わった時点で、記憶に基づいて、30分程度のキメで記録をしていたり、これら記録の仕方が各個人マチマチであったりする場面にもよく出くわす。いつの時点で、どの時計を見て、何分刻みで記録するかといった点を標準化し実行がともなっていることが確認できないと、数値自体の信頼性を疑わざるを得ない。

 

また、記録できる対象は、ひとが認識できる対象であることから、例えば夜間で、ひとが見切れていない間に停止した実績は記録できず、また、チョコ停レベルでの停止は記録がし難い状況である。

したがって、ひとによる記録には限界があり、設備稼働情報の自動収集の仕組みを検討する価値がでてくる。

製造プロセスにおけるIOT ICT技術の活用~中小製造業における現場自動収集の仕組み活用による現場マネジメント力の向上~より)

 

次は、稼働の見える化から改善、成果の見える化、カイゼン文化の醸成を示したものである。

(見える化の事例は、中小プレス会社が制作したSKC30による)――試用歓迎(無料、1か月)です!!

 

稼働の見える化と改善
改善
 

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出典:KWPコンサル|トヨタ方式及びISOの学びをベースに、製造業の改善・コンサルティング


1982年:名古屋工業大学経営工学科卒業後、NEC入社。 1988年(29歳):「自分はいったい何をやりたいんだろう?」と悶々としていた気持ちに終止符。NECを退社、社団法人中部産業連盟に入職し、経営コンサルタントの道を一歩踏み出す。直後、中小企業診断士取得。以降、主に生産・物流現場及び業務の生産性向上・コストダウン支援、ISO9001QMS構築及び効果的運用に携わる。 2006年(46歳)に独立、2008年にKWPコンサル㈱を設立。 独立したことによって、より中小企業経営者の目線・心情に寄り添い、3つのキラリ組織づくり(社員がキラリ、顧客にとってキラリ、社会においてキラリ)に向け、引き続きカイゼン道を歩む。 同時に、ISO9001審査活動を行う。 【資格】 ・国際経営コンサルティング協会評議会認定CMC ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント ・JRCA登録QMS(ISO9001)主任審査員 ・JACA登録QMS(ISO9001)管理技術者 ・CEAR登録EMS(ISO14001)審査員補 ・ITコーディネータ協会認定ITコーディネータ ・(元)経済産業省登録中小企業診断士(15年ほど経て失効) https://www.kaizen-wp.jp/