町工場のワンダーランド!葛飾ブランド「葛飾町工場物語」認定5製品を決定
2016年の葛飾ブランド「葛飾町工場物語」認定5製品が決定しました!
※写真上段左から 精工パッキング、扶桑、港メッキ工業所、下段左からアトリエ・エイト、アイデック企画
ビクトリア型による平板打抜き加工技術
有限会社 精工パッキング
古くからある打抜きの型であるビクトリア型を自社で設計し、多種多様な材料の打抜き加工をおこなう。なかでも、樹脂の角を丸く打抜く両面エッジなし加工法は、他社では真似することができない技術である。角でケガをすることがないため安全性に優れ、医療用の腰バンドの芯などに採用されている。
http://www.geocities.jp/seipa1250054/index.html
特殊印刷シール
株式会社 扶桑
ND(なんでも)シール、ボディペイントシール、ネイルシールなど、独自の技術で製作するシール。
シールの概念を覆す製品で、Tシャツをはじめ帽子やバッグなどどんな素材へも貼ることができ、手軽にオリジナルアイテムをつくることができる。ボディペイントシールは、その安全性と品質の高さからテーマパークやコンサートのイベントグッズとして数多く採用されている。
http://kkfusou.co.jp/
オンサイト・プレーティング
(現地へ出張して行う高速部分メッキ・出張補修サービス)
有限会社 港メッキ工業所
メッキ槽を必要とせず、現地へ出張して高速部分メッキ・出張補修サービスを行う画期的な技術。
その場から動かせない大型設備や機器、部品に対し、分解することなく出張先でメッキができる国内でも希少な技術である。航空宇宙や医療の分野で必要とされる高精度のメッキ加工も多数行っている。
http://mm-ag.jp/
「よせもの」ジュエリー
有限会社 アトリエ・エイト
金属の台座のパーツを寄せ集め、接点をろうづけで形づくり、クリスタルを飾りつけるジュエリー。
最小限の金属パーツによりクリスタルを際立たせるため、より一層輝く。アイテムは、カジュアルなアクセサリーからティアラや王冠といったブライダルジュエリーまで幅広い。世界規模のクリスタルジュエリーの展示会では日本代表をつとめ、海外からも高く評価されている。
http://www.atelier8.co.jp/
特殊光学カメラ
有限会社 アイデック企画
人が目にしたことがないモノを見るためにオリジナルで設計・製作する特殊光学カメラ。
電力鉄塔のサビをチェックするスコープや軍需産品をチェックするスコープをはじめ多くの実績を持つ。 市場のものよりコンパクト化、低コスト化に成功した、川底探査機搭載カメラは、水質調査以外にもサケの遡上観察などにも使用され、活躍の場を広げている。
http://idech.web.fc2.com/
「葛飾町工場物語」は、葛飾区の町工場から生み出された選りすぐりの製品や部品の凄さを、未来を照らす技として「葛飾町工場物語」認定品と認め、生み出された背景やエピソードなどを交えてマンガや紹介記事で内外に広くPRしていく地域発のブランド発信事業です。2016年度で10回目を迎えました。
葛飾区には、意外にも町工場が多く、製造業が盛んな地域で、葛飾ブランド「葛飾町工場物語」のホームページによると
平成24年経済センサス―活動調査によると、葛飾区は、都内23区で第4位の工場数(2,673工場)を誇る、 日用消費財や生活雑貨などを中心とする下町工業集積の代表格です。また、1事業所あたりの従業員数は5.5人と小規模の工場、いわゆる「町工場」で占められていることも大きな特徴です。
かつては玩具のまちとして知られ、玩具に使用される多様な素材を加工する工業集積が、 時代を経た現在でも区内工業の業種構成にも色濃く影響を落としています。
そのため葛飾区は、金属やゴム、皮革、繊維、プラスチックなどさまざまな素材をいろいろに加工・製造する町工場が数多くある、 「町工場のワンダーランド」のような場所なのです。
とのこと。
東京では 町工場=大田区 のイメージが強くありますが、葛飾区にもこれだけ多くの町工場があって、玩具産業をベースとした金属や樹脂、ゴムなどの加工が盛んという地域色があるのは興味深いですね。
ものづくりニュースでは、これから葛飾区のものづくりを追っていきたいと思います!
参考:葛飾ブランド「葛飾町工場物語」
参考:葛飾町工場物語フェイスブックページ
東京商工会議所葛飾支部、葛飾町工場物語 2016年度受賞製品