生鮮JANコードの標準化動向

生鮮JANコードの標準化動向

生鮮EDI商品コード

市場環境の変化に対応して、農林水産省は「食品流通情報化基盤開発事業」の一環として、生鮮4品(青果物、水産物、食肉、花卉)の標準商品コードとEDI標準メッセージの開発を1997年度から5か年計画で行った。

そして、生鮮EDIではJANコードと同じ13桁の生鮮共通商品コードで基本的な商品名を指定し、等級、産地等の属性情報を付加することによって、単品レベルまでの情報を伝達できるようにした。

 

小売業における既存のPOSシステムやEOSにおいて、今回の標準品名コードが活用できるように、産地でのソースマーキングが多い青果物については小売店の販売レベルで単品指定ができる13桁体系としている。

この体系を他の生鮮3品の共通商品コードと区別するために「生鮮JANコード」と呼ぶ。

 

生鮮JANコードが出荷者でソースマーキングされることによって、小売業のPOSシステムやEOSで利用され、出荷者~卸売市場~小売業間の商流と物流の効率化に活用されることが期待されている。

また、物流梱包の識別を行う物流標準バーコードについて、食肉、水産物、花卉はGS1-128を採用した。

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生鮮JANコード

生鮮フラッグ

標準JANコードと区別するために「4922」で始める。

標準品名コード

青果物の標準品名コードは5桁とし、先頭1桁は野菜を「3」、果実を「4」とする。

栽培方法区分

有機栽培、特別栽培、無袋など、栽培方法区分と輸入品を表す。

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サイズ

農林水産省の基準に基づく。

栽培方法区分が「9」の場合は、小売業で自由に使用できる。

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量目・入り数

品名ごとに量目、または入り数の表記を定める。

栽培方法区分が「9」の場合は、小売業で自由に使用できる。

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提供:アイニックス株式会社


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。