現場改善用語集【グループテクノロジー】

現場改善用語集【グループテクノロジー】

チラッと耳にした重要そうだが聞き慣れない用語、実戦で知っておくと改善が面白くなりそうな用語、度忘れしそうなのでメモしておきたい用語などを集めた用語集です。

グループテクノロジー(group technology)

略して「GT」とも呼ばれる。類似した工作物をグループにまとめることによって、共通の機械、治工具を利用し段取作業を削減して、生産性を向上させようとする考え方。

形状や寸法、加工方法などの類似でグルーピングを実施し、多品種少量生産の効率化や設計の合理化に応用される。ミトロファノフ、オーピツ、ポラックらの研究が有名だが、古くから類似の方法はなされており、手法というよりも標準化の考え方と捉えるべき。

三浦達司先生(高崎経済大)は、GTのメリットである段取作業削減に着目して、段取作業類似のグルーピングによる生産管理システムを提案している。

グループ化によるメリットを最大限に活かすシステム作りがGTの本筋であって、単なる部品分類法と捉えるのは間違っている。

 

出典:『備忘録めもらんだむ』面白狩り(おもしろがり)


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。