現場の班長こそがキーパーソン!!
前回は、作業者を単純作業者とスキルを必要とする仕事を任せる作業者に区分して、
それぞれに合った育成・教育をしていくことが必要と書きました。
今回は、その作業者たちを管理・監督する班長さんについて考えてみます。
「工場のQCDは、班長のレベルで決まる」
というのがわたしの持論です。
現場の班長さんたちが工場で生産する製品・部品の
QCDを確保するキーパーソンなのです。
中国工場において作業者が入れ替ることは、
その程度や率は別にしても日常的に起きていることで、
作業者の離職をゼロにすることはできません。
つまり、工場の中には常に新人作業者が存在していることになるのです。
この新人作業者たちの作業に目を光らせて、作ってしまった不良品を次工程、
そしてお客さんに渡さないようにするのが班長の大事な役割のひとつです。
逆に言えば、新人作業者に限らず作業者の作業やできた品物のチェックは
現場に密着している班長にしかできないのです。