海外赴任:「郷に入っては郷に従え」の本当の意味とは?

海外赴任:「郷に入っては郷に従え」の本当の意味とは?

「郷に入っては郷に従え」という、ことわざがあります。

土地・場所によって風俗や習慣が違うので、自分の価値観と異なっていても、その土地の流れに合わせた行動をとるべき、という意味です。

これは職場環境や仕事に対しても言える事です。

今回は自分が働いているセブ工場(CMI)、新しい場所に移って得た経験と、そこから学んだ事をシェアしたいと思います。

 

少し前の事になりますが、CMIには邦人スタッフが多くいました。

業務内容・職場は違いましたが、休憩時間や週末時になると、共に行動をする場面があり、その際に「あれ?話の仕方・進め方が違う」と気が付きました。

引き込み方が上手い。個々によって話し方が違う。

自分は「最初にミソを伝えて、ストーリーを語る」進め方をします。

ところが、状況説明をしてから、結論を話す人など、話し方にも色々あるのに気が付きました。

なので「青木の話は面白くない」と言われてしまう結末。

見よう見まねですが、常に相手に合わせた話し方をしようと、挑戦しています。

 

仕事をしていると、上司とのコミュニケーションは必ず起きます。

私の上司はロジカルシンキングが非常に長けている方で、最初に知りたい情報は「結論・結果、何が起きたのか?」。

その後に、理由・原因などの情報となります。

ところが、案件によっては、状況説明が優先される場合もある。

相手が何を望んでいるかを予測し、話し方を変化される必要があるという事です。

 

これらの経験から学んだ事は「郷に入っては郷に従え」の「郷に従え」を達成するためには、まず「郷の文化」を理解する必要があるという事です。

理解しないと、失敗に繋がる。

「人に入るには人に従え」が出来れば、コミュニケーションの質が上がるということ。

共同生活環境や、相手の考え方にアドジャストして、臨機応変に対応可能になれる事は大切。

これは今後TECDIAで働いていく上で、要求される事だと思います。

CMIにいる事をいい機会として、自分の対応力をもっと鍛えていこうと思います。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。