海外赴任:「郷に入っては郷に従え」の本当の意味とは?
「郷に入っては郷に従え」という、ことわざがあります。
土地・場所によって風俗や習慣が違うので、自分の価値観と異なっていても、その土地の流れに合わせた行動をとるべき、という意味です。
これは職場環境や仕事に対しても言える事です。
今回は自分が働いているセブ工場(CMI)、新しい場所に移って得た経験と、そこから学んだ事をシェアしたいと思います。
少し前の事になりますが、CMIには邦人スタッフが多くいました。
業務内容・職場は違いましたが、休憩時間や週末時になると、共に行動をする場面があり、その際に「あれ?話の仕方・進め方が違う」と気が付きました。
引き込み方が上手い。個々によって話し方が違う。
自分は「最初にミソを伝えて、ストーリーを語る」進め方をします。
ところが、状況説明をしてから、結論を話す人など、話し方にも色々あるのに気が付きました。
なので「青木の話は面白くない」と言われてしまう結末。
見よう見まねですが、常に相手に合わせた話し方をしようと、挑戦しています。
仕事をしていると、上司とのコミュニケーションは必ず起きます。
私の上司はロジカルシンキングが非常に長けている方で、最初に知りたい情報は「結論・結果、何が起きたのか?」。
その後に、理由・原因などの情報となります。
ところが、案件によっては、状況説明が優先される場合もある。
相手が何を望んでいるかを予測し、話し方を変化される必要があるという事です。
これらの経験から学んだ事は「郷に入っては郷に従え」の「郷に従え」を達成するためには、まず「郷の文化」を理解する必要があるという事です。
理解しないと、失敗に繋がる。
「人に入るには人に従え」が出来れば、コミュニケーションの質が上がるということ。
共同生活環境や、相手の考え方にアドジャストして、臨機応変に対応可能になれる事は大切。
これは今後TECDIAで働いていく上で、要求される事だと思います。
CMIにいる事をいい機会として、自分の対応力をもっと鍛えていこうと思います。