汎用旋盤MS-850リミットスイッチ調整

汎用旋盤MS-850リミットスイッチ調整

こんにちは。
 
先日のことですが、治具を作ろうとしたら旋盤が回らない!いろいろ調べた結果、リミットスイッチみたいなので調整しなおしました。
リミットスイッチ
うちの汎用旋盤には、インバーターをつけていますので、ブレーキをかけた時、機械付属のマグネットスイッチ用と、インバーターの回転停止用の二つのリミットスイッチが必要です。(必要みたいです。電気屋さんに配線してもらいました)上がマグネットスイッチ用で下がインバーター用です。
 
2つ同時に作動してくれるのが理想なのですが、リミットの当たりとなっている鉄の板にかなりのガタがあり季節によっても微妙に変わります。ねじ切りなどで、慣性状態(モーター電源OFF・ブレーキOFF)にしたい場面があるため、ブレーキペダルをチョンと踏んで操作が出来るように調整しています。また、ブレーキペダルを踏んでから利き始めるストロークも出来るだけ短くしなければ、ねじの切り上げの時など操作しにくくなってしまいます。微妙な調整です。
 
鉄の板をブランコのようにして左上のマスターシリンダーを押してます。鉄の板の下は、ワイヤーでブレーキペダルに繋がっています。旧式のMS-850はこの方式です。正直あまり調子良くありません。肝心の調整ですが、ブレーキから足を離すと両方のリミットスイッチが(ON)にならなければいけないのですが、片方のリミットスイッチが(ON)にならない状態になってました。ブレーキから足を離しても鉄の板がストロークエンドのボルトまで戻りません。ちょっと原因を調べましたが、ブレーキペダルと鉄の板を繋いでいるワイヤーが、方向を変える為に複雑に曲がっていて、何箇所も当たりが付いてます。原因追求はあきらめて、鉄の板を引っ張っているバネを強くすることにしました。
バネ
これがまた調整し辛かったです。ねじで調整できるようにしてほしかったです。この機械は、マスターシリンダーを三回交換してますし、ディスクブレーキも何度か調子取ってるし、今回もブレーキ関係に付随。旧式MS-850はブレーキ関係がネックみたいですね。私の機械だけかな・・・
 
~基本を大切にした技術伝承~汎用旋盤職人養成


1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/