機械でじゃんじゃん生産できる改善:治具交換が楽ですか?
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
治具交換が楽ですか?
機械で生産する場合、品種切替が発生します。
同じ品種の生産は、安定して生産できるので楽です。
しかし品種切替は時間もかかるし、生産も不安定になりがちです。
少し脱線しますが、機械の考え方には、2つあると思います。
多くの品種を高速で生産できる機械と、一つの品種をゆっくり生産する機械です。
一般的に、高速多品種対応の機械は高価、低速単品種対応は安くできます。どちらが良いとは言えません。
しかし、日本では1980年代からの自動化の流れで、高速多品種対応の機械が多く製造されました。
設備投資するお金も、たくさんあったのです。
多品種対応の機械は、必ず治具交換が必要になります。
現場に行くと「品種切替中」の看板が立ててある機械が、半日も動いていないのを見かけます。たぶん治具交換が難しいのでしょう。
ここでは安定した治具切替のスキルは、別の専門書に任すことにします。
決められた位置に、治具を入れ替える品種切替について考えてみます。
まず、治具を入れ替える時間は分かっていますか? ちゃんと準備をしていますか?次に使う治具や、交換に必要な工具は、切替時間までには前もって準備したいものです。
必要な工具は、全てそろっていますか?
「レンチセットが置いてあります」だけでは不十分です。
使うレンチだけ、たぶん2~3本と、交換する治具を、キレイな作業台に並べましょう。
さあ、治具交換がはじまりました。
取り出した治具を置く、場所がありますか? 位置は決まっていますか?最悪なのは、治具や工具を、機械のベースやカバーの上に置くことです。
たまに、大切な治具を床に置いているのを見かけます。これには、さすがに温厚な私でも、大声で注意します!
品種切替が行える場所がなければ、キャスター付きの作業台を、使う時だけ持って来れば良いのです。
数台の機械があっても品種切替は同時に発生しないので、切替用の作業台は1台あれば十分です。
生産がスタートした後、交換した治具を清掃・確認していますか?
次にその治具を使う際、トラブル無しに生産するために、すぐにチェックすべきです。
そして、治具を保管する定位置が決まっていますか? いつでも、すぐに取り出せるように、定位置を決めましょう。
品質を決める大切な治具です。丁寧に、かつ素早く交換ができるように手順を決めましょう。
参考書
売り上げランキング: 148,216
売り上げランキング: 43,152
売り上げランキング: 82,614
売り上げランキング: 211,253
売り上げランキング: 42,185
売り上げランキング: 48,671
売り上げランキング: 115,717
売り上げランキング: 84,980
売り上げランキング: 206,777
売り上げランキング: 115,827
売り上げランキング: 153,287
売り上げランキング: 119,312
売り上げランキング: 209,826