機械でじゃんじゃん生産できる改善:歩行が少ないレイアウトとは?
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
歩行が少ないレイアウトとは?
機械が多く並ぶ工場では、人が歩いて機械を回ります。
たいてい一人が何台かの機械を担当しているからです。
一日に、どの位、歩いているのでしょうか?
歩行距離は、機械の配置、つまり機械のレイアウトの影響が大きいです。
あなたの工場の機械はどのように配置されていますか?
機械が同じ方向に向いている、または機械が向き合っている?
どちらもメリット・デメリットがあり、こちらが良いとは言えません。
ただ歩行だけを考えると、向き合っている形、つまり「対面レイアウト」の方が有利です。
機械が同じ方向に向いていると、隣の機械に行くのに、ぐるっと回らなければならないからです。
もちろん対面レイアウトにもデメリットがあります。
モノの流れが反対になることです。
でも2列の機械の間を行き来するだけなので、かなり歩行距離は短縮できます。
ちょこ停が発生した時に、シグナルタワーも見えやすいです。
ちょこ停が発生すると、すぐに機械のところに行かなければなりません。
その際も対面レイアウトの方が早く機械のところまで行くことができます。
ところであなたの工場は機械と機械の間に通路がありますか?
ちゃんと「通路線」が引かれていますか? 線は何色ですか?
通路の幅は何cmですか? 決まっていますか?
これらを、ちゃんと決める必要があります。通路幅は、そこを通るものの大きさで決めます。
人だけ/台車/パレット/フォークリフトなどです。
人だけでしたら、60cmもあれば十分です。
「通路線」は、テープやペンキで、しっかりと引く必要があります。
白線が多いです。黄色でも良いでしょう。この線は、機械を設置する線なので、非常に重要です。
絶対にモノを置いてはいけません。踏んでもいけません。
通路線の上に、モノを置いていたり、汚れていると、それだけで「3Sが出来ていない」と判断されます。
それほど、「通路線」は重要なのです。
一度あなたの工場のレイアウトの良い点/改善点をまとめてみてください。
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