機械でじゃんじゃん生産できる改善:どれだけ良くなっているか?
あなた一人で、手抜きでできる「機械でじゃんじゃん生産できる改善」
どれだけ良くなっているか?
ここまで改善を進めてくださって、ありがとうございました。
改善を進めると気になるのは、どれだけ良くなっているか? ということですね。
ある製造課長さんとお話ししていた時のことです。
「例年この季節だと生産遅れが出るのだが、今年は大丈夫みたい」
半年ぐらい改善を行っていたのですが、長年の感覚として効果を実感されていると感じました。
でも成果は見える方が良いですね。「成果の見える化」を行いましょう。
現場改善の成果としてどんな効果があるでしょうか?
まず「機械でじゃんじゃん生産する改善」を行ったのですから、じゃんじゃんできたでしょうか?
先ほどの製造課長さんの発言も、じゃんじゃん生産できた結果です。
毎日の生産数を見ると、すぐにわかりますね。機械の場合稼働率という指標がありますが、やはり生産数の方がわかりやすいです。
もちろん、生産する品種構成によって生産数は変動しますが、現場の皆さんなら機械の調子の良さは分かりますね。
前向きな数字ではありませんが、機械の停止時間で判断しても良いと思います。
ただし、機械の停止回数はあまりよくありません。停止回数を削減する活動を行っていないからです。
もう一つ、私の提唱している「ムダなし楽々改善」での評価基準があります。評価基準は「楽になったか?」と「楽しいか?」です。
「楽になったか?」…… あなたが仕事を終えて帰る時の身体の状態で判断します。
特に機械を使うあなたはイライラやストレスを感じることが多いと思います。
イライラを感じることが減りましたか?
「楽しいか?」…… あなたが一日、会社で笑う回数です。
ニコッとする回数。改善案を自分で考え、実施してみて、上手くいくと人は嬉しくなるものです。
この回数が増えていたら改善の成果です。笑いの中にエネルギーがあるのです。
改善には失敗がありません。上手くいかないだけです。
上手くいかなければ元に戻し、さらに良い改善案を考えれば良いのです。
色々と考え苦労して上手くいった改善は、実にすがすがしいものです。必ず上手くいく方法があります。
どんどん改善案を考え、実施してみて、じゃんじゃん生産してください。
参考書
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