東亜電子機材、電子顕微鏡向け「プラズマクリーナー」を事業化 特許技術で...

東亜電子機材、電子顕微鏡向け「プラズマクリーナー」を事業化 特許技術で安定除去を実現

この記事の内容をまとめると…

  • 電子顕微鏡装置向けのプラズマクリーナーを開発・事業化
  • 特許技術により安定したクリーニングが可能
  • 県の補助金や技術指導等により事業化を支援

半導体デバイス等の製造プロセスで使用される電子顕微鏡装置の汚染に対応した「プラズマクリーナー」が開発・事業化された。簡単な操作で観察室内に残留した汚染物質を安定的に除去できることが特徴である。

プラズマクリーナー詳細

この装置は、特許を取得したガス流量調整パイプとプラズマ着火方法を用いた独自技術により、観察室内壁および装置内部品の表面に対して安定したクリーニングを可能としている。プラズマプロセスの変動を抑え、容易な着火方法により、ワンボタン操作でクリーニングの全工程を実施できる。さらに、高性能かつ比較的安価な装置として提供可能である。

どのように活用する?

微細な配線寸法を高精度で測定する電子顕微鏡装置において、解像度の低下を引き起こす残留物質の除去に活用される。

仕様・スペック

特許技術 ガス流量調整パイプ、プラズマ着火方法
操作性 ワンボタンで全工程のクリーニングを遂行可能
機能 装置内部品や壁面の安定的なクリーニングが可能

その他

本件は、令和6年度やまぐち産業イノベーション促進補助金や技術指導による伴走支援、知的財産活用支援助成金の活用、国際展示会出展による販路拡大支援を受けて実現された。現在は大手半導体製造装置メーカーや大手総合化学メーカーからの受注に向けた見積依頼がある。

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