日程計画は立てていますか?
皆さんは日程計画を立てていますか? また、その計画はちゃんと機能していますか?
【ステップ1】予定を立てる
まず、大日程として全体日程を作成します。納期に向けて、設計、調達、加工、組立など各工程をいつまでに終わらせる必要があるのかを明確にします。
よくあるのが、最初にスケジュールは立てるのですが、その後の変更が全く反映されていないというケースです。スケジュールが「当初スケジュール」となってしまっており、今現状に即していないスケジュールになってしまいます。結果として、せっかく立てたスケジュールも、誰も見ないものになってしまいます。
【ステップ2】進捗を管理する
立てたスケジュールに対して、実績はどうであったかの進捗を管理することが重要です。
納期に対する遅れを早めに察知し対策をうつことは勿論、進捗状況に応じて適宜計画を見直したり、日々発生する予定外の事象をスケジュールに反映していくことで、スケジュール自体も今現状に即した意味のあるスケジュールとなります。
進捗を管理するためには、工程会議などで定期的に進捗を確認する仕組みが有効です。
進捗反映していないと、終わったタスクも終わっていないままとなってしまうため、定期的に確認することで進捗反映漏れにも気づき、結果として、進捗反映する習慣づけにもなります。
【ステップ3】負荷を管理する
いつからいつまでにどの工程を行うかだけでなく、加えて、「どれだけの時間をかけて」行うのかを設定することで、負荷を管理することができます。時間については、過去の類似案件の実績データが参考値となります。見積提出時の積算工数があれば、積算工数をもとに設定するのが妥当です。
さらに、「誰が」「どのグループが」実施するのかまで設定できれば、その人やグループごとの負荷まで細かく確認することが可能となり、より、実現性の高いスケジュールを立てることが可能となります。
以上のステップでスケジュール管理をまず始めてみましょう。スケジュール管理しやすいツールを導入することも一つの手段です。
弊社生産管理システム「TECHS」では、日程計画オプションとしてスケジュール作成を支援する機能ももっています。
スケジュールはただ立てるだけでは意味はありません。ただ実際は、ステップ1で止まっている製造業様が多いようです。まずはその次のステップを目指してみましょう。
先を見越して今なにをしなくてはいけないかがわかるようなスケジュールを作成し、メンテナンスし続けることが重要です。