日清食品、スマートファクトリー建設へ。575億円投じて滋賀県に

日清食品、スマートファクトリー建設へ。575億円投じて滋賀県に

日清食品は滋賀県栗東市に、IoT技術を活用して安全性とコスト競争力を向上したスマートファクトリーである関西工場(仮称)を建設する。設備投資額は575億円、完成は2019年12月を予定している。

日清新工場20161207-03

関西工場は月産315万食のカップ麺と袋麺を生産する。自社研究所であるthe WAVEが独自に開発した最新設備の導入とIoT技術を活用し、自動化と効率化を進める。リアルタイムな工場の見える化によって人とシステムと設備の最適に融合し、最大のコスト効率を図るほか、作業員を作業から付加価値の仕事に展開して労働生産性を高める。エネルギーの効率利用により環境負荷を軽減する。製品の安全性とコスト競争力の向上、50%以上の省人化などにより、新工場建設に伴う減価償却費増を上回るコスト削減を目指すとしている。

参考:日清食品、新工場建設に関するお知らせ


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。