日本電産サンキョーのすごいロボット!カラクリ・トロニクスって何だ?
日本が誇る世界的なロボットメーカーと言えば安川電機やファナックの名前が真っ先に上がりますが、実はまだまだ隠れた有力ロボットメーカーが存在します。
今回紹介するのは、FPDパネルや半導体ウエハ搬送ロボットの日本電産サンキョー。もともとオルゴール製造を生業としていましたが、その精密技術をロボット技術に活用して成功を収めています。そんな日本電産サンキョーのすごいロボット動画を大公開します!
■巨大なガラスの板を正確に運ぶロボット
FPDガラスパネルは薄くて大きく、少しの振動で傷がついたり、ひび割れてしまいます。そのため、その搬送には揺れを抑えることとスピードという相反する課題を両立しなければなりません。日本電産サンキョーの搬送ロボットはそれを実現しているそうです。
スマホのヒットで、中国や台湾からの注文が相次いでいて、日本電産サンキョーの主力製品に成長したそうです。
カラクリ・トロニクス
日本電産サンキョーの強みは、オルゴールに遡るメカのカラクリ技術、事業多角化の中で構築されたモータ技術、サーボ技術に代表されます。世界の経済成長の中で新興国の存在感が増した環境下において、新興国を含めたグローバル市場のニーズも多様化し、モータ技術をコアとする様々な”快適・便利”を実現する「動くもの」が求められております。それらにニーズに対してインテリジェントメカとアクチュエータを組み合わせた”カラクリ・トロニクス”製品を開発してまいります。
※日本電産サンキョーホームページより
カラクリ・トロニクスというのは独自の造語のようですが、つまりは、ギアやカムなど機械要素満載のオルゴールで培ったからくり技術と、モータとサーボ技術を組み合わせて高精度の自動化機器を作れるというところでしょうか。こうした技術的な下地があり、それを今の事業にも活かしているのは本当に素晴らしいですね。
出典:すごいロボット!日本電産サンキョー【ものづくりナガノ】信越放送