日本ロボット工業会、18年1〜3月期 ロボット受注台数29.2%増(前年同月比)
日本ロボット工業会(JARA)は、2018年1〜3月期のロボット統計 受注・生産・出荷実績(会員ベース32社、サービスロボット対象外)を発表した。
17年の年間の集計結果は、国内出荷額が前年比10.6%増と堅調に加え、輸出額は同36.2%増と大幅な伸びとなった。年間の受注額は7594億円で同34.1%増、生産額は6999億円で28.0%増と、どちらも過去最高となった。
18年1〜3月期の受注台数は、6万3551台で前年同月比29.2%増(10四半期連続プラス)、受注額は2188億円で同24.2%増(7四半期連続プラス)となった。
生産台数は5万5807台で同17.6%増(19四半期連続プラス)、生産額は1838億円で同16.3%増(7四半期連続プラス)となり、総出荷台数は5万6811台で同21.0%増(19四半期連続プラス)、総出荷額は1890億円で同17.7%増(7四半期連続プラス)となった。
国内の出荷台数は1万2945台で同25.8%増、輸出台数は4万3866台で19.6%増だった。
国内需要の好調の要因は、産業用電気機械、精密機械、自動車部品、金属加工機械などが伸びたことによる。
海外向けは溶接用、電子部品実装用が好調となり、国別では中国が輸出額の41%を占め、前年同月比19.6%の伸びとなっている。
その他主要国であるアメリカ、ドイツ、韓国、台湾のいずれも前年同月比を上回り、輸出額は同18.8%の伸びとなり6四半期連続のプラスとなった。
出典:日本ロボット工業会「四半期統計(2018年1〜3月期)」