日本の製造業が本来持っている強み【9】
日差しが強くなってきました。熱中症の対策を始める時期ですね。
外部の人間である日本人の私がいてもあまり関係ないというそぶりでその3人はドンドン話を進めていた。
にわかには信じがたいが、その場で大きな決断がされたと案内をしてくれた人があとで教えてくれた。そうだとするとまさに即断即決であり、それ以上のスピードはない。
廊下の壁がすべてホワイトボードでたくさんの人たちがそこで侃々諤々(かんかんがくがく)の議論をしているところを見て、そして大きな決断が瞬時にされてしまう現場にいて、実は私はかなり圧倒されてしまった。
しかしその後少し落ち着いて考えてみると、このようなかかわりのある人が集まって全体を考えてベストの答えを即座に出すやり方は、むしろ日本の製造業が得意としてきたことだ。
これはむしろ「日本的な」経営のやり方なのではないかと思えてきた。
更に言えば、この2社が世界の最先端を走っていられるのは日本の製造業の得意としているやり方をマネしたからではないかとさえ思い始めた。
Question:
みんな集まって侃々諤々を「日本的」と書きましたが、皆さんはどう思われますか?