日本の製造業が本来持っている強み【8】

日本の製造業が本来持っている強み【8】

作ると売るは一体です。両方同時に考える必要があります。

 

一つ目の驚きは、彼らがマーケットの変化スピードはものすごく速いということを認識してそれに合わせた仕事をしていること。これは驚きではあったが、想像した通りともいえることでもあった。

二つ目の驚きは、そのスピードを追求する方法はこれも当たり前と言えば当たり前であったが、「創る→作る→売る」に関係するすべての人が1か所に集まって即断即決して動き出すことであった。

一つの部門の人だけで集まるのではなく、あるいは大きな会議室で誰か一人が話して残りの人は聞いているではなく、関連する人全員が立ってホワイトボードの前でそれぞれがマーカーを持ってドンドンと話を作り込んでいって実行するやり方だ。

 

Question: 
ホワイトボードの前でみんながマーカーを持って書き込みながら話すということをしたことありますか?

日本の製造業が本来持っている強み【8】

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。