日本の製造業が本来持っている強み【7】

日本の製造業が本来持っている強み【7】

「モノを作ることができるのは注文があるから」という大変に当たり前のことを私たちは時々忘れることがありますね。今回はそれに気づいた私の経験です。

 

次に私が、「博士号を持っている皆さんは自分の研究室に閉じこもってそれぞれの研究をしているのではないか」と思っていたのですが、そうではないようですね、と話したところ、次のような答えが返ってきた。

それは、我々は商品を開発するだけではダメで、それをどう売ってどう利益を得るかというところまで責任を持っている。だからみんなで一緒にやるのだ、一人では絶対にできないのだ、とのことであった。

すなわち彼らは自分たちでニーズを探り商品を作りマーケットを開拓し商品を生産し販売することのすべてを自分たちが責任を持ちチームでやっているとのことであった。

この世界最先端を行くアメリカの会社の仕事のやり方を見て驚いたことが2つあった。

 

Question: 
私が驚いた2つのことってどんなことだと思われますか? 想像してみて下さい。

日本の製造業が本来持っている強み【7】

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。