日本の製造業が本来持っている強み【5】
昔当たり前であった日本のモノづくりのやり方はなにか?
今回はそのことについてお話します。
ところが残念なことに、現在多くの日本の製造業の経営者は、こういった自分たちが本来持っている本当の強みを認識しておらず、その力を生かした改善・変革をしていないように思える。
日本人は自分の仕事に対する責任感が強い。
人から言われなくても改善を実行したり、そこで関連する人たちが部門・職位に関係なく集まって問題点を自由闊達に議論できる場を設けると、それぞれの人が全体最適の状態に向かって議論を展開し答が生み出ることがしばしばある。
この部門・職位を超えた話し合いは日本の得意な仕事のやり方であった。
もっと砕けて言うと日本人は部門・職位を超えてワイワイガヤガヤと熱心な話し合いができるとそれぞれが自分の領域で持っている知識や経験が融合し大きな結果を生み出せる。
Question:
実は日本人は大変な持つ強みを持っているにもかかわらず、それが認識されていないということをどう思いますか?