日本の製造業が本来持っている強み【4】
昔当たり前であった日本のモノづくりのやり方は今でも日本の強味なのではないでしょうか。
今回はそのことについてお話します。
日本の製造業がかって突然世界デビューを果たし、その優れたモノづくり力で世界を驚かせたとき、日本では社長も従業員も一丸となって現場で現物を前にしてただひたすら顧客が喜ぶモノを作ることに熱中していたのではないだろうか。
松下幸之助、本田宗一郎、井深大など日本発展の礎を作った偉人の伝記などから垣間見える当時の雰囲気は、お客様を喜ばせることをみんなで力を寄せ合って現場で実現するという独特の全体最適たる仕事の進め方である。
これは決して昔だからできたという話ではなく、今でも日本のモノづくりの強さとして活用するべき経営手法であると私は考えている。
欧米式の強烈なトップダウンではなく、経営者も一般従業員も一体となって改善通じた話し合いを行い、全員参加で経営をすすめるやり方だ。
Question:
昔と今、モノづくりに違いがあるとするとそれはどんなところでしょうか?