改善事例集:手間を省く、手元に近づける

改善事例集:手間を省く、手元に近づける

現場改善を進めると、必ず悩みが生じます。

現場改善の「改善事例」を集めました。改善に悩んだ時、解決のきっかけにしてください。

1.ペンのキャップを取るムダの排除

ペンのキャップを取るムダ(約1秒)をなくしました。

キャップをキャップ台に取り付け、作業台に固定します。

キャップ台は自作しました(100円ショップにも、似たようなものがあるかも?)

スクリーンショット 2017-05-23 14.51.36

2.材料箱の位置を手元に近づける

材料箱を手元に近づけ、手の移動を少なくします。

両手で材料を取り手元の箱に入れる作業を5回行いました。

約20cm往復:8.7秒 → 約10cm往復:6.7秒

スクリーンショット 2017-05-23 14.52.50

出典:『あなた一人で手抜きでできる 楽々改善・改善事例集』楽々改善舎


現場改善コーチ。楽々改善舎代表 ◎1958年大阪府生まれ。同志社大学工学部電子工学科卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)に入社。34年の勤務の後、2015年に定年退職。◎前半17年間は、生産技術として社内用生産設備の制御・計測機器の設計を担当。後半17年間は、社内の生産工場の生産革新・生産性向上プロジェクトの支援を担当。現場改善を推進する。同時に、IE(インダストリアルエンジニアリング)トレーナーとして現場メンバーにIE改善の訓練を行う。社内のIEトレーナー養成研修を担当し、IEトレーナーを育成。社内のIE認定部会の副主査を10年間担当。◎1995年、衛生工学衛生管理者試験合格。2011年、技術士(経営工学)ニ次試験合格。2015年、栃木県足利市の5Sインストラクター研修修了。◎2015年、楽々改善を提唱し、「楽々改善舎」を大阪にて発足。楽々改善のサポート、5S改善を推進できる人材の育成、Webによる現場改善の情報発信、電子出版をノマドワークで推進している。◎楽々改善 http://r2k.link/raku.html