改善の発表会を開きましょう!(2)
先日出張先のホテルのエレベーターの中で起きた事件(?)についてお話しします。
そのホテルは23フロアーもある大きなホテルなのですが、小さいエレベーターが4基しかないので朝はいつもエレベーターが混雑しています。
その朝、私は20階から乗ったのですが、すでに満員状態に近く「すみません、乗せてください」と恐縮しながらなんとか入れてもらいました。
次の階でもう一人の人が乗って、さすがに満杯になりました。
しかしその後もほぼ各階に止まって扉が開いても誰も遠慮して乗らない状態で、のろのろとエレベーターは下降しました。
混んでいる上に遅いので、みんなイライラしていてとても悪い雰囲気でした。
きっと私もその雰囲気を作っている一人だったと思います。
そして2階に停まった時に一人の方が降りて扉が閉まりました。ようやく1階に到着と全員が思ったと思うのですが、なんとエレベーターは上昇し始めたのです。
その時です。誰かが「誰も1階のボタンを押してなかったんや!」と声を出したのですが、その言い方がとても面白く、私だけでなく数人の人が大きな声で笑ってしまいました。
それ以外の人も声は出さないまでもやはり笑い顔になっているのがわかりました。
その後、そのエレベーターは全員乗ったままで23階まで戻り(ちょっとマヌケな状態ですよね)、再び下降し無事に1階に到着しました。
本来なら全員がさらにイライラしていてもおかしくない状況だったのですが、不思議なことに一回みんなが笑ってしまうとその場の雰囲気は明らかに和やかなものになりました。
降りるときは全員が「お疲れ様でした、じゃまた!」みたいな和やかな顔つきで解散(?)しました。
ここでようやくタイトルの話に戻りますが、やはり笑顔が大切です。
固いガチガチの雰囲気の発表会がときどきありますが、あれやこれやの工夫をしてリラックスした楽しい雰囲気の発表会を開きましょう。