改善の発表会を開きましょう!(1)
この写真は先日お伺いしたK社での改善の発表会の様子です。
K社では毎月一回、昼休み後の30分を使って数人の方がその時のご自分がやった代表的な改善をみんなの前で発表します。全員が持ち回りで一年に一回は必ず発表をすることになっています。
私は「チョコ案」という改善のやり方を提唱しています。
「社長も改善」の内容がそのチョコ案なのですが、K社でもそれを実行しています。
そして皆さんが改善を継続して実行し、大きな成果を出し続けていくために是非ともやっていただきたいのが発表会です。
みんなの前で話をするのは緊張しますが、自分でやったことですから暗記は不要です。
プロジェクターで映された写真を使いながら、なぜそれをやったかとか、どういう成果が生まれたかとか、苦労話などを簡単にしてもらいます。
それを聞いたみんなは、他の人がどんなことで困っているのかとか、どういう改善のやり方で結果が出たのかという情報など、普段だとなかなか伝わらない自分以外の人や部署といった会社全体のことがわかるようになります。
そして最後に工場長がそれらの改善を評価し、実行者の努力をほめちぎり、今後の課題をお話しした後、全発表者にご褒美が渡されます。
人前で話をするのは苦手という方も多いと思いますが、自分で実行した改善のことですから、必ず話せます。
そしてしっかり準備するとみんなにちゃんと伝わります。
話す力は考える力に比例しますから、改善力がこうやって向上していくのだとわかります。
こういうチャレンジをみんながすることでこれからの厳しい変化の時代に立ち向かえるのです。