改善について
週、その週にあった改善の話や、その時々の改善の話題、あるいは改善にかかわるミニレクチャーをお届けいたします。
まず第一回目の今回は、私が目指している改善のやり方についてお話しいたします。
「改善」とは「善く改める」ことですから、やった方がいいに決まっていることです。どんなことであっても良くなったのであればその行為は「改善」と言っていいと思います。
ただ実際には、「改善」ということを固く仰々しくとらえて、「金額的に大きな成果が出なければいけない」とか、「誰のマネでもないユニークなものでなければならない」といった感じの理解がされている場合が多いように感じます。
私が目指していることは、組織に属する全員がそれぞれいつも何かを改善しているような改善大好き集団を作ることです。どんなちょっとしたことであってもそれを全員が全力で実行している感じです。
世の中は本当にすごいスピードで変化していますし、そのスピードが益々速くなっていると思います。去年無かったモノが今年あり、今年ないモノが来年登場するという感じです。
これから世の中がどのように変化していくかはかなり不透明です。しかしどんな変化が起きても大丈夫な準備というのがあるのです。
それは会社の全員が常に改善を実行することに一切の違和感を持たない組織です。
身の回りの小さい問題は全員が自分で改善して解決します。全社にまたがるちょっと規模が大きい問題には全員が集まっての改善。
そしてびっくりするような大きな問題が起きた場合は、社長をリーダーとして全員が改善するのはもちろんのこと、近所の会社や、協力メーカーやあるいは同業他社、そして大学やネットで助けてくれる人を探したりすることも含めてみんなで会社を大きく変えていくのです。
そのようなことができるようになるにはどういうことをしていけばいいのか?考え方と体の動かし方の両面からそのアプローチをして見たいと思います。どうぞよろしくお願いします。