改善で社内のモチベーションと変化スピードを上げる KZ法【11】

改善で社内のモチベーションと変化スピードを上げる KZ法【11】

これまでざっとではありますが、KZ法の進め方やその経営上での効果についてご説明してきました。

在庫が減るとか場所が空くといった目に見える改善が全体最適で行われるということですが、目に見えない改善も行われるのです。

 

それはモチベーションの向上です。

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上の図は、KZ法をみんなでやっている時に交わされた会話を私が聞き取ってまとめたものです。

KZ法をやる時はむっつりした顔で黙々とやる…ではなく、大きな声でワイワイとおしゃべりしながらやりましょうね!といっていますからいろいろな声が聞こえてくるのです。

 

ご覧になって分かると思うのですが、皆さんいろいろな形で驚かれるのです。

そしてその驚きはそこにいるみんなと一緒に次の行動に結び付くような驚きです。

 

文字になった言葉だけでは分かりにくいとは思いますが、流れに沿って読んでみてください。

楽しそうでしょう。

KZ法は本当に楽しいのです。

その結果みんなのモチベーションが上がって次のステップの全体最適の改善へとつながるというのもお分かりいただけると思います。
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◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。