手袋をつけてタッチセンサを使用できるか?
タッチセンサは、従来の機械式ボタンと比べて低コストで高い信頼性を実現する素晴らしい方法です。
しかし、最も一般的な質問の1つは、「手袋をつけて使用できるか?」ということです。
答えは「はい」です。使用できます。実際に驚くほどうまく機能します。
このビデオでは、ラテックス手袋から、分厚い作業用手袋、そしてタオルを何重に重ねてもタッチセンサを使用できることを紹介します。
以下にナレーションの日本語訳を示します。
まず、厚さが約0.1ミリの薄いラテックス手袋から始めます。センサの機能は影響を受けず、すべてのゲイン設定で適切に動作します。
次に厚さ0.4ミリのラテックスの清掃用手袋でテストします。センサは、ゲイン設定16段階の1では動作しませんが、ゲイン設定16段階の2では作動します。
次の4種類の手袋を用いたときに、オン・セミコンダクターのLC717A00が指のタッチを感知するためには、ゲイン設定2が必要なことが分かります。
最後に、厚さ約1ミリの大きな作業用手袋でテストします。この手袋は、ゲイン設定2では動作しませんが、ゲイン設定3では動作します。
LC717A00は、テストしたすべての手袋で使用可能であり、最大感度20%未満で使用できます。
ここで、最大ゲイン設定の場合、当社の静電容量式タッチセンサで何ができるかをお見せします。
ここにあるLC717A00は、8層のタオルを通して指のタッチを感知します。
高いゲイン設定の場合、LC717A00は近接感知が可能です。センサに指や手を触れなくても感知できます。これは、衛生基準のあるアプリケーションやセンサが頑丈に保護されている場合に役に立ちます。また、近接の感知は、ジェスチャーを感知するためにも重要です。
最大ゲイン16の場合、センサは 5センチ離れていても指を感知できます。大きな作業用手袋では、3~4センチの距離で感知できます。
このビデオでは、オン・セミコンダクターのLC717A00が、手袋をつけていても、タッチと近接の両方の感知で効果的に動作することを、デモでご覧頂きました。
LC717A00の詳しい情報は、当社のウェブサイトに掲載しています。
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(このデモでは、オン・セミコンダクターのLC717A00ARGEVK評価キットを使用しています)
出典:『手袋をつけてタッチセンサを使用できる?』オン・セミコンダクター