手作業による選別作業をロボット並みに早くする方法

手作業による選別作業をロボット並みに早くする方法

単純作業である「製品の選別」の生産性について、人間はどう足掻いてもロボットには敵いません。とは言え、すべての現場でロボットや自働機を入れられる訳ではありません。導入コストやティーチングの手間、現場全体の作業を考えると、まだまだ人手で十分なんて現場もまだまだたくさんあります。

今回は、そんな手作業で十分だという現場に向けて、選別作業を究極的にスピードアップし、ロボットにも負けないような効率性を実現する方法(ツール)を、いちごの選別を例にご紹介します!
※動画が見られない方のために、スライドでもご紹介しています

■人の選別が遅い原因
人は選別する時、重さや形を見て、どの選別基準に当てはまるかを確認してから判断し、それから選別行動に移ります。人は見る、確認する、行動するの3つ動作を同時にできませんが、ロボットはほぼ同時にそれを行うことができます。その差が生産性に現れてきます

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■音と光でガイド。ロボット並みの判断スピードを実現
いちごを取り上げた瞬間、はかりから音声と光でどこに選別すればいいかガイドしてくれます。1個取り上げた時、全体の重さから何グラム減ったかをはかりが検知し、事前にプログラムしていた基準に基づいて正しい選別先を告知。これにより、作業者は考えることなく選別作業に週中でき、まさにロボット並みのスピードを実現できます。

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その作業効率は、従来の方法に比べてなんと2倍以上!はかり一つでこれだけの効果を上げられるなら、かなりお得ですね。

出典:ランクNAVI音声ランク選別機で効率アップ|株式会社佐藤商事


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。