従業員教育は同じことを繰り返す!!
中国工場の品質管理は、「教育に始まり教育に終わる」と言い、その教育は、中国人が中国人に教える体制を作れと言いました。
そうすることで、従業員教育を日本人の手から離すのです。
そのためには教えることのできる中国人を育成することが必要。
中国人の先生を育成するのは、日本人の仕事となります。
これは大変ですが、ここをやらないと先に進みません。
今回は、従業員教育の実際の進め方を考えてみます。
従業員教育をする場合、最初に教える項目を決める必要があります。
それは部門ごととか、工程ごとに決めることが出来ます。
部門や工程によらず共通の内容とそれぞれで異なる内容があるはずですね。
共通の内容としては、品質管理や工程管理の基本などがあります。
作業者でも異動は起こり得るので、この基本教育はどこに所属していてもしっかり受けられるようにしておくことがポイントです。
次に、部門やそれぞれの工程に必要な作業やそれに付随する知識・内容があるので、それらの項目を決めることになります。
こうして部門や工程ごとの教育項目が決まったら、その項目を順番に教えていきます。
そして、一通り終えたら、また最初から同じ項目を教えます。
そう同じ項目・内容を繰り返し教えるのです。
教育というと常に新しいことを教えないといけないとか、常に違う内容を教えないといけないと思われている方もいるかと思いますが、決してそんな必要はありません。
その理由は、次回考えてみることにします。
実は、わたしも以前は従業員教育というと常に新しいことを教えなくてはいけないと考えていました。
一種の脅迫観念のようなものでしょうか。
でもあることをきっかけにそうではないこと、必ずしもそんな必要はないことに気付きました。