年配職人の大量引退
※こちらは2019年6月30日に公開された記事です。
こんにちは
気候は梅雨らしくじめじめ。
私は苦手な季節です。
さて、仕事の話です。
一昨年くらいから徐々に昔の技術や機械を求めての新規お取引が増えてます。汎用旋盤やセーパーの加工です。
ここ2ヶ月くらいは、約半分が新規のお取引です。
「外注していたところが廃業した」
「年配職人が退社した」
と言ったことが理由です。
まず、近隣や既存の取引先を頼って探したり、依頼したりしたが、なかなか探せなかったり、手く行かなかったりのようです。
なので他府県からの依頼が多いです。
私は以前より、年配職人さんがいなくなって困る時が来るといい続けて来ました。
しかも、その時が急に来ると。
どうやらその時が来たようです。
以前の年配職人さんとは違い、今の年配職人さんは後輩を育てることをしないで引退される方が多のが原因です。
技術伝承が上手く行かない一番の原因は、年配職人の保身です。
これも何度と無く言い続けてきました。
年配職人を悪者にするつもりはありません。
そうせざるを得ない理由があるからです。
そうです、雇い続けて貰いたいのです。
後輩を育ててしまうと自分の仕事がなくなってしまうからです。
いろいろな解決方法はあると思いますが、まず、会社の経営側の方が、職人の技術を軽く見ないことです。
職人さんの中でも、すばらしい技術を持っている方や後輩の育成をしている方にその対価を十分に払うことだと思います。(高度な技術は職人個人のもので、決して会社のものではありません。経営者の方は誤解の無いように)
そのほか、定年後も希望すれば雇用する約束をするとか。
弊社の仕事は忙しくなり嬉しいのですが、反面、製造業の未来を考えた時、素人化を危惧せざるを得ません。
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