布帛とニットって何?|ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
縫製工場には、いろいろな種類(?)があります。
カジュアルな服を縫う、フォーマルな服を縫う、雑貨やアクセサリーを縫う、掛ふとんカバーやベッドシーツなどの寝具を縫う、自動車などのシートを縫う、テントなどを縫うなど世の中に「縫う」という行程が必要な製品はたくさんあります。
CBC Laoは上の中で言うと、カジュアルな衣類と寝具を縫う「布泉」の縫製工場になります。
※「布帛」。この漢字は「ふはく」と読み、織物という意味です(読める人は少ないと思います。私も、最初、読めませんでした。)。
ここでタイトルの「布帛とニット」について、衣類を縫う縫製工場は大きく布帛とニットを縫う縫製工場に分かれます。それぞれどんなものを縫製するのかというと。。。。
布泉の縫製工場で縫製する衣類の例
ツイルのパンツ・ジャケット、コットンやリネンのシャツ、デニムのパンツ・ジャケット・シャツ
ニットの縫製工場で縫製する衣類の例
Tシャツ、ポロシャツ、トレーナー
衣類に関わる業界に関わる人は「ニットの縫製工場=Tシャツの縫製工場」と聞いて「???」となったと思います。
一般社会では、ニットといえば、ウールやカシミヤのセーターを指すことが多いようのはないでしょうか。
しかし、衣類に関わる業界では、「布帛=織り物」に対する対義語として、Tシャツやポロシャツなどを縫う縫製工場のことを、ニットの縫製工場と呼びます。ニットは「編み物」という意味で、Tシャツなどの生地は、編んだ生地で作っているからです。
「布帛」を縫う場合と、「ニット」を縫う場合は、ミシンなどの道具や設備や生産体制が変わってきます。
そのため、縫製工場も「布帛」の縫製工場と「ニット」の縫製工場に分かれているわけです。
※「布帛」と「ニット」の参考イラスト
(信州中野okajimaさんのブログ<http://okajiman.exblog.jp/13435284/>からいただきました。)