工場新設・増設情報 7月第3週 明治、旭ダイヤモンド工業、ミネベアミツミ、田岡化学工業など
▶︎明治
牛乳を生産する市乳新工場を、北海道恵庭市に約120億円かけて建設する。同社の北海道における市乳工場の札幌工場と旭川工場は、建物や設備の老朽化が進んでいることから両工場の生産を中止し、北海道における市乳生産体制の再編を行う。札幌工場は2020年12月に、旭川工場は23年3月に生産中止を予定。
新工場の延床面積は約1万7000平方メートル、着工は21年3月、22年6月に順次生産を開始する予定。生産能力は年間約7万キロリットル。
▶︎旭ダイヤモンド工業
千葉県袖ケ浦市の椎の森工業団地に建設を進めていた千葉工場が竣工した。今後は、玉川工場と千葉鶴舞工場から輸送機器業界および機械業界向け工具の製造移管を行い、新工場を中心として国内製造拠点の再編を行う。生産能力は約1.5倍を予定。
敷地面積は約8万平方メートル、投資総額は約100億円(土地、建物、附帯設備・生産設備)。
▶︎ミネベアミツミ
長野県北佐久郡に、ボールベアリングや航空機用部品等の研究開発を行う軽井沢本社テクノロジーセンターを建設する。長野県は「信州ものづくり産業投資応援条例」に基づき、助成の対象となる事業認定を行ったと発表した。
投資額は37億円(建物、什器備品)、新規常勤雇用者数は28人を予定。
▶︎田岡化学工業
安定供給体制の確立を目的に、播磨工場(兵庫県加古郡)に多目的工場を新設する。
樹脂原料、農薬中間体等の精密化学品関連製品の需要が伸長しており、既存の多目的工場の高稼働状態が続いていることから、設備投資を行い、事業の拡大を図る。
稼働時期は2022年4月、投資額は約40億円を予定。
▶︎諸岡
建設機械や土木機械、農業機械などの製造販売を手がける同社は、茨城県稲敷郡の美浦工場に新組立棟が完成したと発表した。
総敷地面積は2万6000平方メートル、新工場の延床面積は1200平方メートル。