工場新設・増設情報 10月第3週 ロック・フィールド、荏原製作所、昭和電線など
【国内】
▶︎ロック・フィールド
環境配慮型ファクトリーの進化と、将来の事業計画拡大に向けた生産能力の向上を目的に、新たに建設していた静岡ファクトリー第4棟(静岡県磐田市)が竣工した。新棟はサラダを中心とした総菜工場となり、生産能力は現状比1.5倍の予定。
延床面積は7965平方メートル(地上2階)、投資額は約40億円。
▶︎クライム・ワークス
2020年3月から長崎県大村市のオフィスパーク大村内に建設していた長崎テクニカルセンターが完成し、10月14日に竣工式を行った。同センターでは、自動車、医療、産業機器などの開発試作部品および量産品の製造を行う。
用地面積は約5575平方メートル、延床面積は約2017平方メートル(2階建て)、操業開始は21年1月を予定。
▶︎横浜冷凍
製氷事業への進出と、平戸製氷工場(仮称、長崎県平戸市)新設を発表し、10月8日に起工式を行った。新工場は、氷の製造、保管、販売まで全て完全自動化・無人化された最新鋭の製氷プラントとし、地区の漁業の活性化・発展につなげたいとしている。
敷地面積は1322平方メートル、延床面積は812平方メートル、竣工は2021年7月を予定。製氷能力は日産40トン 。
【海外】
▶︎荏原製作所
海外グループ会社のEBARA Precision Machinery Europe(ドイツ)が、ドレスデンにドライ真空ポンプのオーバーホール工場を建設する。
同社は精密・電子事業におけるドライ真空ポンプ、ターボ分子ポンプ、半導体製造におけるチップ製造で用いられるCMP装置、化学産業などで用いられる排ガス処理装置の販売・サービスを、ヨーロッパ市場をメインに展開。ドレスデンの拠点は現在、事務所と倉庫を併設しており、新工場は事務所の隣に建設する。
敷地面積は800平方メートル、投資額は約160万ユーロ 、竣工は2021年春を予定。
建設中のオーバーホール工場
▶︎昭和電線ホールディングス
グローバル展開を推し進めるワイヤハーネス事業において、さらなる事業拡大を目指し、中国現地法人である嘉興昭和機電の新工場(浙江省)を建設する。
新工場の建設と、現工場の生産能力を約2.5倍に拡張して移転することで、2022年度売上高100億円を目指すとしている。
敷地面積は約2万平方メートル、延床面積は約3万5000平方メートル、稼働開始は2021年12月を予定。投資総額は約16億円。