工場新設・増設情報 1月第3週 ローム、ディスコ 、王子コンテナー、ダイセル、YKK
【国内】
▶︎ローム
SiCパワーデバイスの生産能力強化のため、ローム・アポロの筑後工場(福岡県筑後市)に2019年2月から建設を進めていた新棟が完成し、竣工式を行った。
新棟は、さまざまな省エネ技術を用いた生産設備を導入するとともに、使用する電力を100%再生可能エネルギーでまかなう環境配慮型の最新工場。2021年1月から順次、製造装置を設置し、SiCパワーデバイスの中長期的な需要増加に対応できる生産体制を構築していく。
稼働開始は2022年を予定。
ローム・アポロ 新棟
▶︎ディスコ
長野事業所・茅野工場(茅野市)に建設していた、免震構造の新棟(B棟)が完成した。
5Gサービス開始による高機能スマートフォンの普及、通信基地局やデータセンターの増設などによりメモリやセンサ、コンデンサなど半導体・電子部品の需要が世界規模で増加している。中長期的にもIoT・AI・自動運転技術・遠隔医療など、需要拡大が続く見込みのため、製品供給体制のさらなる強化が必要なことから新棟を建設。今回の建設により茅野工場全体の延べ床面積はこれまでの7.5倍となる。
新棟の延床面積は約13万1858平方メートル(地上10階建て。既存棟は2万293平方メートル)、稼働は2021年4月から順次開始。投資総額は約175億円。
▶︎王子コンテナー
関東地区における事業基盤強化のため、同社グループの段ボール原紙事業を担う王子マテリアの日光工場(栃木県宇都宮市)敷地内に、新たに段ボール工場を建設する。
国内における段ボール需要は、インターネット通販の拡大などにより今後も増加が見込まれており、特に関東地区においては顕著な伸びが予想されている。新工場の段ボール生産能力は、月産約1100平方メートルとなる見込み。
敷地面積は約5万5000平方メートル、稼働時期は2022年10月を予定。投資総額は約100億円。
【海外】
▶︎ダイセル
インドにおける自動車エアバッグ用インフレータの需要拡大に伴い、インド南部のタミル・ナドゥ州ワンハブチェンナイ工業団地に、新たに生産拠点を設置する。
同社はこれまで、タイなどの生産拠点からインド市場へ製品を供給していたが、インド自動車市場の成長可能性や、自動車メーカーやエアバッグモジュールメーカーからの同国内でのサプライチェーン強化のニーズを背景に、新たに生産拠点を設置する。
稼働開始は2023年12月を予定。
▶︎YKK
2019年1月からYKKトルコ社チェルケスキョイ工場の同敷地内に進めていた増改築工事が2020年12月に竣工し、稼働を開始した。
チェルケスキョイ工場は、カジュアル衣料顧客向け短納期ラインの構築、小ロット対応、バリエーション拡充といったサービス向上を図ることに加え、トルコ国内の内需市場において自国調達が拡大する傾向にあり、今後需要の増加が見込まれることから工場増改築を進めていた。
工場面積は4万5974平方メートル(内、増床は7550平方メートル)、投資金額は1652万USドル。
トルコ社チェルケスキョイ工場外観