富士電機、汎用インバータFRENIC-Mini(C3)発売 15%小型化・2重定格・配線75%削減
この記事の内容をまとめると…
- 汎用インバータ新製品「FRENIC-Mini(C3)」の発売
- 従来製品(FRENIC-Mini(C2))比で約15%の小型化と「2重定格」の採用
- スマートフォン等でのモニタリング機能追加と配線作業時間約75%削減
富士電機株式会社は、生産現場のDX推進を背景とした小型・省スペース化ニーズに応える汎用インバータの新製品として、「FRENIC-Mini(C3)」を発売した。制御盤の省スペース化に貢献するとともに、スマートフォン等で設備の運転状況をモニタリングできる機能を追加した。
FRENIC-Mini(C3)詳細
背景
製造業においては、生産現場の操業や保守作業の省人・省力化に向けて、製品品質や生産設備の稼働状況といった多くの情報を収集し利活用するDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められている。
工作機械や産業用ロボット、ファン・ポンプや搬送ラインなど生産設備に使われるインバータは、モータの回転数を制御することで設備を最適に動かし省エネを実現する、富士電機の主力製品の一つである。
インバータを搭載する制御盤はDX化に必要となる通信機器や制御機器とともに格納されているため、インバータにおいても小型化が求められている。
特長
スリム化と2重定格対応により、省スペース化・コスト削減に貢献
自社の高効率なパワー半導体の搭載や放熱性を高めた回路設計により、従来製品(FRENIC-Mini(C2))と比較して約15%の小型化(横幅寸法の短縮)を実現した。
1台のインバータで、2種類の異なる定格(出力電流)に対応できる「2重定格」を採用した。
5.5 kWのファンやポンプを駆動させる際は5.5 kW出力相当のインバータが必要だが、本製品では定格を一つ下げた3.7 kW製品で5.5 kWを出力でき(2重定格)、これまでよりも1定格小さなインバータでのモータ駆動が可能となる。
スマホやタブレットで設備の運転状況をモニタリングでき、DX化を支援
スマートフォンやタブレットからBluetooth通信でインバータのパラメータを読み出し、設備の運転状況をモニタリングできる専用アプリ(モバイルローダ)に対応する。
スプリング制御端子台の採用で、配線作業時間を大幅削減
電線を直接端子台に差し込むだけで制御盤への配線接続を行えるスプリング制御端子台を採用した。
従来製品と比較して、配線作業時間約75%削減するとともに、作業の均質化を可能とする。
インバータ本体にUSBポート(Type-C)を搭載し、主電源がなくてもPCからの電源供給でパラメータへの書き込み、読み込みを可能としている。
どのように活用する?
主な用途
ファン・ポンプ、食品機械、搬送機械
仕様・スペック
| 小型化 | 従来製品(FRENIC-Mini(C2))と比較して約15%の小型化(横幅寸法の短縮) |
|---|---|
| 2重定格 | 5.5 kWのファンやポンプを駆動させる際に、定格を一つ下げた3.7 kW製品で5.5 kWを出力可能(2重定格) |
| 配線作業時間 | 従来製品と比較して配線作業時間約75%削減 |
| 製品ラインアップ | ベーシックタイプ ・3相200V:0.1〜15 kW ・3相400V:0.4〜15 kW ・単相200V:0.1〜2.2 kW ・単相100V:0.1〜0.75 kW(2026年発売予定) |
その他
製品に関するお問い合わせ先
富士電機株式会社 インダストリー事業本部 FAコンポーネント事業部 駆動電源業務部 インバータ企画課
☎03-5435-7091
注記
本リリースに掲載している情報(製品仕様や問い合わせ先、価格等)は発表日時点のものであり、予告なく変更する場合もある。
(注)詳細は当社ホームページ(https://www.fujielectric.co.jp/products/drive_ctrl_equipment/inverter/index.html)をご確認願います。